アジアＦＴＡを推進

 

野田首相、アジアＦＴＡを推進＝日・ＡＳＥＡＮ首脳会議

　【プノンペン時事】野田佳彦首相と東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）各国首脳による日・ＡＳＥＡＮ首脳会議が１９日午前（日本時間同）、カンボジアのプノンペンで開かれた。首相は日本を含むアジア１６カ国の自由貿易協定（ＦＴＡ）である「域内包括的経済連携（ＲＣＥＰ）」実現に向け、「積極的に貢献したい」と表明する。
　ＲＣＥＰは、日本のほか中韓両国とＡＳＥＡＮ加盟１０カ国などが参加する広域ＦＴＡで、関係各国は２０日に交渉開始を宣言する見通し。首相はＲＣＥＰを推進する姿勢を示すことで、自身が「同時に追求する」としている環太平洋連携協定（ＴＰＰ）交渉参加への弾みとしたい考えだ。
　首相は首脳会議で「統合を進め、成長するＡＳＥＡＮは日本、東アジア全体の安定と繁栄にとって重要性が増している」と指摘。来年の日・ＡＳＥＡＮ交流開始４０周年や、２０１５年のＡＳＥＡＮ共同体発足に向け、防災や人的交流など幅広い分野での協力進展に取り組む考えを示す。
　また、首相はＡＳＥＡＮに加盟するフィリピン、ベトナム両国と中国が南シナ海の領有権を争う問題を踏まえ、法的拘束力を持つ「行動規範」策定を呼び掛けることも検討している。（2012/11/19-11:27）

 

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012111900021에서